森のなか、海のなか、川のなか。
どっぷり浸かると、命に触れると、いやでも、『自分』に気付かされる
冷たい、暑い、眩しい、痛い、気持ちいい、鳥の声、水の音、生き物の息遣い、、
皮膚感覚、嗅覚、味覚、視覚、聴覚、あらゆる感覚がビーンと張りつめ、『自分』は世界のなかにいて『他者』とは違う感覚で感じている、まさしく『自己』と出会うことになる。
だからこそ、自然の中にいると、自分の心とすんなり向き合うことができるのかな、と感じる瞬間がいくつもある。
おとなはいつも、先を読み、「〜ねばならない、だって〇〇になるから」と、先回りしたがる。でも、自然相手だと、先を読むのはかなり難しい。
イレギュラーなことばかり、葉っぱ一枚、どこに落ちるかだって、予想だに出来ない。
いろいろな生き物がいて、生きている森。
生きている海や川には、沢山のドラマがある。
必死で生きているいのちに、出くわす時に、『自分』を突きつけられる。心は、そんな瞬間に、自分と向き合う瞬間に、そこに寄り添って共感してくれる他者がいて、喜びを分かち合うことで、一気に深くなる。
自分を信じて自身の力試す瞬間に、それを喜び合える仲間たちと、見守る自然のなかの命。
誰もひとりでは、生きていない。たくさんの命が、素材という形になり、人工物と呼ばれている。
道路の砂利の小さな石ひとつ、もしかしたら、火山が噴火して溶かされた虫や葉っぱが溶けているかもしれない。
本気 で生きて、食う食われる瞬間に、自然と出会うときに、傲慢に生きている自分に気付かされる。
だからこそ、自然の中にいると、心、感性が研ぎ澄まされるのかな、と感じる。
『楽しい』
それだけではない、大事な大事なことが、
自然の中にいると、浴びることができる。
おとなも こどもも
森のなかでは、先を読めるものは、いない。
自然と、見守りに徹することができるのかな、と感じるひとつ。
そこには、対人間の、ひとりの人としての感覚同士がある。
だからこそ、自然のなかが、好き。
自然の中での、子育てが好き。
自然な形で、向き合うことができる、この場所が、好き。
それを、共有出来る仲間たちがいることが、幸せ。
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おひさまぼっこ
キヨさんより
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